ゲインキャピタルユーザーにはメールが届いていると思いますが、サーバ時間で9/9の0時過ぎにEURCHFで大きな下ひげが観測されました。

当方が稼働中のEAの一部がこの動きに反応し、新規ポジション作成、そして決済を行っていました。
幸いSLにかかるようなことはなく、ほとんどが利確できていて思わぬボーナスを得られたのですが、その後、ゲインさんから送られてきたメールには、「バッドティック(異常値)で成立した売買については、売買そのものを取り消すことはできませんので弊社ルールに則り、反対取引により新しいポジションを取らせていただきます。」と書いてあったので、おそらくはそのルールに従い、自動的に新規ポジションが建てられ、そして利益と相殺されるような決済が行われ、バッドティックで得られた利益はチャラにされてしまうのだろうな・・・と思っていました。
その後、バッドティックの対応が終了した旨のメールが入っていたので、売買履歴を確認したのですが、調整のための新規ポジションが見当たりません・・・。ひょっとして見逃してもらえたのか?ラッキーなんて思いながらさらに履歴をさかのぼってみるとそこには驚く結果が記載されていました。
9日の時点ではバッドティックのレート変動に伴いプラス決済していたポジションの決済値が、ことごとく建値に変えられているではありませんか!要するにそれらのポジションは同値決済したことになっており、実質的にポジションが建たなかったことになっているわけです・・・(下図青枠参照)。
これはこれでバッドティックに対する対応方法の一つかなとも思ったのですが、ちょっと困ったことが起こっていました。稼働中のEAの中にロットを上げながらナンピンする、いわゆるナンピンマーチンゲールという仕様のEAがあり、このEAがバッドティックに反応し、新規ポジションを建て、その後その他の既存のポジションと一緒に合計で一定の利益を確保できる時点で一斉に決済していたのですが、その最後に建った一斉決済の鍵を握るポジションだけ同値決済に修正されていたのです。その他のポジションは損切している状態のままになっているので、結局その分はマイナスになってしまいました(下図赤枠参照)。

何とも中途半端な対応をしてくれたものだと思いつつ、「反対取引により新しいポジションを取る」というゲインさんのルールはどこに行ってしまったのだろうと思いました。
また、よく考えてみるとブローカーの都合で決済値を自由に変えられるということは、気がつかないうちに売買履歴を操作されている可能性もありえない話ではないということになりますよね。そのようなことが可能であることをゲインさんは自ら暴露してしまったことになるわけです。
顧客との信頼関係を大きく損なう対応である旨をゲインさんに連絡し、どうしてルールどおりの対応がなされなかったのか説明を求めておきました。まだ今回の対応内容は確定事項ではなく、ゲインさんの方で確認作業を行っているということだったので、ひょっとしたら今回の修正は訂正され、また新たな修正(おそらくはルールどおりの修正)が入ることになるかもしれません。
サーバの不調とか今回のようなバッドティックとか、不具合についての連絡はこまめに行ってくれるのは大変評価したいところですが、ちょっとその対応に甘さを感じてしまいました。これまでODL・121と国内MT4ブローカーにはことごとく裏切られてきた経緯もあるので「ゲインよお前もか」と思ってしまいました。
そのうちに送られてくるであろう、今回の対応内容に関する説明メールに記載されている内容に注目したいと思います。もともとAlpariのボーナスキャンペーン狙いでゲインさんからは近日中に預けている証拠金を少し引き出そうと思っていたのですが、その説明内容次第ではゴッソリと資金移動をすることになるかもしれません・・・。入出金ばかり繰り返していては、資金効率が悪くなりますね・・・。
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- 2009/09/11(金) 07:11:25|
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国内3番目のMT4ブローカーとして登場したフォーチュン・キャピタルですが、
7/1より社名を「ゲインキャピタル・ジャパン株式会社」に変更することになったようです。
これまでアメリカのゲインキャピタル社とは「
包括的な資本提携」と言うことでしたが、これで名実共に同社の日本法人的な位置づけとなりました。資本提携というと聞こえは良いですが、要はいわゆるM&Aだったように思われます。
6月中旬より事務所を移転したのに伴い、カスタマーサポートの電話番号や、出金依頼の受付FAX番号などが変更になりましたが、そのタイミングで社名変更をせず、半月ずらして社名変更するメリットは良くわかりません。事務所移転も当初の予定より遅れたりしたようなので、もともとまったく別の事象として進行していたような気がするので、単に事務所移転手続きと社名変更の登記手続きのタイミングが合わなかっただけなのかもしれません。
社名変更に伴い、ホームページのURLや問い合わせメールアドレスなども変更になるのでしょうが、今のところ特にアナウンスはありません。まぁこちらは簡単に転送処理が出来るので特にアナウンスしたりせずにしばらくは新旧の両方が使用できるようにするのかもしれませんね。
レバレッジ規制導入により、体力のない日本国内のブローカーは今後ドンドン統廃合されて行くことが必須だと思いますが、その際に今回のフォーチュン・キャピタルのように海外の大手ブローカーにM&Aされて、日本市場への足がかりとされるのではないかと思います。
国内大手も外資系に負けないように新たな魅力あるサービスを積極的にガンガン導入して行ってほしいですね。もちろん個人的にはMT4が使えるようになってくれるのが一番ありがたいのですが・・・。
でも国内資本ならどこでもいいというわけじゃありませんよ。121証券のようなケースはもうこりごりなので、H証券とかGコムとか、また新規に参入してきたM証券あたりが導入を決めてくれることを期待しておきます。
- 2009/06/30(火) 07:02:11|
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フォーチュン・キャピタルのスプレッドについて推移の確認してみました。
まずはUSDJPYから。データはサーバ時間の5/11 0:00-5/12 0:00のものです。
5分間の最大・最小を記録し、さらにすべてのTickの平均値を求めています。
サポートの方に電話して伺ったところによると、デモ口座とライブ口座では同じ気配値を配信しているとのこと。スプレッドの推移も全く一緒とのことなので、まずはその真偽を確認してみます。
ライブ口座は標準スプレッドのRegular口座にしたので、デモRegular口座のスプレッド推移と比較してみます。
ライブ口座(Regular)

デモ口座(Regular)

このスプレッド推移を比較する限りでは、完全一致とまではいきませんがサポートの方の話は本当のようです。ただ、気配値もライブ口座とデモ口座で同じ値になっているかどうかはこの結果からはわからないので、TickチャートやM1チャートを比較してみないといけませんが・・・。
次に変動スプレッドのPro口座のスプレッド推移と比較してみます。
デモ口座(Pro)

フォーチュン・キャピタルのサイトには
USDJPYの変動スプレッドは1.1pips~となっています。確かにその通りの結果が得られているのですが、最大値が標準スプレッドのRegular口座より大分広がっているようです。その結果、平均スプレッドもRegular口座よりも大きくなってしまっていることが多いようです。時間によっては平均スプレッドがRegular口座の最大スプレッドよりも大きくなっていることも・・・。
この状態が恒常的なものであるのならば、変動スプレッドのPro口座を利用するメリットってあまり思いつかないのですが・・・。スプレッドのボラティリティが高いとしても、少なくとも平均スプレッドはRegular口座よりも小さくなってくれないと困りますね・・・。
口座の種類(Regular/Pro)の変更は、今のところ書面の提出が必要なようなので、資金的にPro口座の要件を満たしていたとしても、口座の選択は慎重になったほうが良さそうです。
最後におまけですが、FOREX.comのライブ口座のスプレッド推移です。

フォーチュン社のRegular口座の推移とほぼ同じようですね。やはり先日記事にしたように、FOREX.comのMT4サーバの仕様がそのまま適用されているような感じですね。
ちょうど4月頭からのデータが記録してあるので、少し遡ってスプレッド推移を確認して、フォーチュン社の口座の設定に活用したいと思います。
- 2009/05/12(火) 16:47:06|
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期待の新星、フォーチュン・キャピタルのサーバ時間は、ODLと同じGMT±0だと言うことですが、ついでにサーバはどこに設置されているのか確認してみました。
ODLと同じイギリスかと思いきや、「アメリカ本土です」との答えでした。
カスタマーサポートの回答を確認すべく、
先日と同じように日本・アメリカ・イギリスのPC及びVPSから、デモ口座開設の際に確認できるサーバへのping値をチェックしてみました。
自宅光回線(東京)

SWVPS-アメリカ

SWVPS-イギリス

この数値を見る限り、どうやらアメリカにサーバがあるのは確かなようです。まぁFXDDもアメリカにサーバがあるのにGMT+2(夏時間中は3)となっていますからね。
実は、
フォーチュン・キャピタルはアメリカのゲインキャピタルと包括的な資本提携を結んでいて、ゲインキャピタルが筆頭株主になっているんですね。ゲインキャピタルのグループには、FOREX.comというMT4ブローカーがあります。
ゲインキャピタルが日本進出をするためにフォーチュン・キャピタルを実質子会社化したと言う感じなのでしょうか。おそらくMT4導入に当たっては、ゲインキャピタルすなわちFOREX.comのノウハウがそのまま持ち込まれているのでしょう。そのような関係から、フォーチュン・キャピタルのMT4サーバはゲインキャピタルのお膝元のアメリカ本土に置かれているのでしょう。
各所で話題になっていると思いますが、アメリカ国内のMT4ブローカーでは両建てが出来なくなるようなので、アメリカのVPSの契約をどうしようかと思っていたのですが、フォーチュン・キャピタル用としての利用価値が見出せました。
- 2009/05/10(日) 07:08:37|
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掲示板の方にご連絡いただきましたが、この度、国内3番目のMT4取扱いブローカーが誕生しました。
⇒
フォーチュン・キャピタル121証券の雲行きがかなり怪しくなってきているので、新たな取引先候補として、絶妙なタイミングでMT4の取扱いを開始してくれました。推奨ブローカーとなりうるかどうか十分に確認したいと思います。
仕様の異なる「標準スプレッド(Regular)」と「変動スプレッド(Pro)」の2種類の口座が用意されているようです。
カスタマーに電話して確認してみたところ、デモ口座でもライブ口座でも提示しているレートとスプレッドは同じだと言うことなので、とりあえずはその真偽を含めて確認してみたいと思います。
ちなみにサーバ時間は通年でGMT±0に設定されているとのことでした。ODLと同じですね。
- 2009/05/09(土) 07:23:28|
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