ダニエル・デイ=ルイスが本年のアカデミー主演男優賞を受賞した作品を観て来ました。
20世紀初頭のアメリカで油田を次々に掘り当てる主人公の欲望と苦悩を見事に演じきっています。アカデミー賞を受賞したのも納得の演技です。圧倒的な演技に引き込まれ、上映時間が2時間半とかなり長いにも関わらず、途中で時間が気になるようなことはありませんでした。
監督は、「マグノリア」や「ブギーナイツ」等で評価の高い、ポール・トーマス・アンダーソンなのですが、その評価の高いとされる両作品を個人的にはいまいち評価できないので、この映画についても個人的には評価があまり高くありません。とにかく主演のダニエル・デイ=ルイスが光りすぎと言う感じでしょうか。
あと、冒頭に流れる不協和音の旋律がどうもホラー映画のような感じがするのですが、映画の全編通して描かれている暗い雰囲気を象徴しているようにも思えました。
ところどころに目を覆いたくなるようなシーンが結構あるので、あまりカップルで観て楽しめるような映画ではありませんね。
⇒
公式ホームページ
- 2008/06/28(土) 07:04:42|
- 映画
-
-
| コメント:0