これまたEAを試用された方やご購入頂いたから「おすすめのパラメーター設定は?」質問されることがあります。
リミットやストップと言うようなEAのパフォーマンスに大きく影響するパラメーターは、初期値として設定している値をそのままご利用になることをおすすめします。いろいろいじってしまって初期値がわからなくなった方は、F7を押して表示される「パラメータの入力」の画面の右下の「Reset」ボタンを押していただければ、EAに設定されている初期値にすべてリセットされます。

ストップの値については、長期的に過去のデータを検証して導き出した最適値なのですが、ここ1,2年に限って検証してみるともう少し深いところにストップを置く方がパフォーマンスは向上するようです。
先日の記事でストップの値について触れた際には、リクエストが多ければ検証してみますとしましたが、結局リクエストは多くなかったものの個人的に興味がわいてきてしまったので、6月のヒストリカルデータが補充されたら検証してみたいと思います。
あと、EntryFrequencyについても、初期値のままが良いと思います。数値を大きくすると取引回数が増え、調子が良いときにはとても気持ちが良いのですが、取引回数が多い分負けトレード数も増えてしまいます。バックテストの結果を見ると長期的に見ると収益は上がるようですが、短期的には収益が落ち込むことも多いので、EAを稼動させたまま数ヶ月は口座を見ずにほったらかしに出来るような状況でないと精神的に参ってしまうかもしれません。
自動売買の良いところの一つは、相場の変動から精神的に開放されることだと思っていますので、負けトレードによる損失やポジションの含み損による短期的な収益の低下が気になるような設定はしない方が良いと思います。
また、ロットサイズやMM機能を利用した際のRiskPercentの値については、個々の資金量やリスク許容度に合わせた数値をご利用いただきたいのですが、
昨日の記事にもしたように余剰証拠金10万円もしくは1000ドルに付き0.1ロットと言うのを目安にして頂きたいと思います。
ただし、この目安はあくまでもEAを単体で稼動させる場合のもので、同じ口座で複数のEAを同時に稼動させる場合は、もっとしっかりとしたリスク管理が必要だと思います。
その設定でどれだけ儲かるかと言う観点ではなく、どれだけ損する可能性があるのか、そしてその損失は許容範囲なのかと言う観点で、設定を調整していただきたいと思います。
- 2008/07/09(水) 07:47:06|
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