昨日、ちょっと時期はずれの「第九」を聴いてきました。
年末に第九を演奏するというのは日本独特なんだそうですね。実は学生のころ合唱をやっていたことがあって、一冬に第九を9回歌うと言うことをやったことがあります。テノールパートの歌い手が少ないために各所でエキストラを募集しているので、あちこちの本番を渡り歩くことが可能なんです。
最後の9回目はクリスマスにわざわざベルリンまで行って歌ってきたりと(これはエキストラじゃなくて友好都市関係のイベントに参加しました)、今思えば何でそこまでやったんだろうと思うようなことをしていたことがありました。
そんな自分に刺激されたのか、その後両親が第九の合唱団に参加するようになり、今回で9回目の出演を果たしたのを聞きに行ってきたのでした。自分はその後、合唱とは縁遠くなってしまったのですが、両親は9年にわたって歌い続けています。自分はちょっと飽きっぽいところがあるので、コツコツと長きに渡って続ける姿勢は見習わないと思ってます。
タイトルの「Diesen Kuß der Ganzen Welt」は、第九の歌詞の一部なのですが、日本語に訳すと「この口づけを全世界に」と言うことになります。世界平和を願ってのメッセージなのでしょうね。
まだまだ世界のあちこちでは紛争が絶えませんが、お互いに異なる主義主張を持つことは構わないものの、そこから武力行使には発展しなくても良いように、理性的に解決するように努力して欲しいものです。
ちょうど昨日は、アメリカで初の黒人の大統領が誕生した日でしたが、就任パレードでの投げキッスはアメリカ国内だけでなく、全世界に向けて発信されたものと思いたいです。
ちなみにGNシリーズのGNはこの「Ganzen」から取っていて、弊社内では「がんつ」と呼んでます。あと、BNはもちろん「ぼなんさ」、FNは「ふぃなんしぇ」です。無理やりですが一応、EAのお話に繋がりましたかね・・・。
おまけ
絵画をお好きな方なら「Diesen Kuß der Ganzen Welt」と聞くと、クリムトの絵を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。絵画のことはさっぱりわからないので、
こちらを見て何か感じていただけたらと思います。
- 2009/01/21(水) 07:54:55|
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