掲示板の方に変動スプレッド採用後の121証券のスプレッドについて「事実と違う誤った現在は存在しないHPの表示はやめてもらいたい」という書き込みを頂きました。
確かに121証券のHPの
トップページや
スプレッド一覧のページには、USDJPYとEURUSDのスプレッドが最低1pipであることが示されています。
でも変動スプレッドになってからスプレッドが1pipになっている状態って見たことないので、書き込みのようなご意見もごもっともという感じではあります。
あくまでも「最低1pip」なので、1pipよりも広がっていることもあるわけですが、どの程度の頻度でこの「最低1pip」のスプレッドが提示されているのか確認してみました。
5/18-5/23の一週間のUSDJPYとEURUSDのスプレッド推移を示します。すべてのTickごとにスプレッドをチェックし、5分毎に平均値・最大値・最小値を記録しました。


2pipsのラインの下に時々ちょろっと黄色い線がはみ出しているのがわかりますが、これがスプレッドが1pipのTickがあったことを示しています。どうやら1日に3,4回スプレッドが1pipとなる5分間があるようですね。
すべてのTickデータを記録しているわけではないので、その5分間の間に何回スプレッドが1pipとなったTickがあったのかはわからないのですが、その5分間の平均スプレッドが最低でも1.9pipsであることから、多くても5分間の総Tickの1割もないことが推察されます。恐らくはそのほとんどはほんの一瞬、1Tickだけということなのではないでしょうか?
これでは、スプレッドが1pipの瞬間を目にすることがなくても仕方ありません。でも確かにスプレッドが1pipである瞬間は存在するようなので、121証券が謳っているスプレッド「最低1pip」と言う表現はウソではありませんでした。
でもどうせなら一瞬だけスプレッドを「0」にしてしまって、「最低0pip」とした方が顧客の目を引くことができると思うのですが、さすがにそこまではやりすぎ、もしくは金融庁に目を付けられてしまうなどと思っているのでしょうか・・・?
続けて、5/22の24時間のスプレッド推移を表示します。


USDJPYで9時前に15pipsのスプレッドになっているところは、おそらくは先日の記事のストップ狩りのようなレートが出ていた時だと思われます。その他にも10pipsを越えている瞬間があったようですね。
EURUSDの9時過ぎに最大スプレッドが振り切れている時間がありますが、データを見ると20pipsと言う記録が残っていました。チャートを確認してみたのですが、USDJPYほど目立ったスパイクにはなっていませんでした。ひょっとしたらAsk値だけ大きく変動したのかもしれません。これが売りポジションに対するストップ狩りだとしたら、チャートには記録の残らないものとなりますね・・・。
USDJPYのスプレッドは日中は3-4pips、時々2pipsで極たまに1pipになる瞬間があり、夜中になると4-6pipsで時々10pips以上に拡大するので要注意と言う感じでしょうか。
EURUSDはUSDJPYに比べると大分変動が落ち着いているようで、日中は2-3pipsで極たまに1pipになる瞬間があり、夜中になるとたいてい4pipsで時々6pipsまで広がることありと言う感じですね。
あと、USDJPY、EURUSDともに6時過ぎに最低スプレッドが10pips程度に広がっている時間がありますが、恐らくは6:00-6:10のサーバメンテナンスのため取引が出来ない10分間の影響ではないかと思われます。
その他の日のデータも確認してみたところ、何故かその10分の間にスプレッドが広がり、6:30ごろまでスプレッドが広がったままになっていることが多いようです。
そもそも毎朝、10分間もサーバメンテナンスする必要なんてあるんですかね?約定遅延等が解消されるならとその対応を好意的に受け止めていましたが、結局また約定遅延が酷くなってきた状況からすると、毎朝のサーバメンテナンスは約定遅延解消にはほとんど役立っていないように思われます。
またまた穿った見方をすると、仮にレート操作等が行われているとしたら、操作によって生じたインターバンク等のレートとの乖離をリセットするためにその10分間が利用されているとも考えられなくはないですね・・・。もしくは乖離をリセットするためにサーバメンテナンスと称してとか・・・?
どうもここのところ、思考回路が負のスパイラルを描いてしまっていけません。天候がすぐれないせいでしょう、きっと。
- 2009/05/29(金) 07:09:52|
- 121証券関係
-
-
| コメント:0